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クリーンテックニュース2019年第2号

トピック一覧


  1. 分散電源

    1. AutoGrid社が日本のENERES社と提携し、VPPプロジェクトに参画することを発表

  2. エネルギー貯蔵システム

    1. 米国における第一四半期のエネルギー貯蔵システム設置量は大幅に上昇

  3. 輸送関連

    1. NEDOが100kWの超高速充電ステーションの運転開始セレモニーを実施

    2. オレゴン州が2035年までに新車販売の90%をZEVにする目標を設定

    3. CARBが2035年までに空港のシャトルをZEVとする目標を設定

  4. 再生可能エネルギー

    1. NV Energyが3つのプロジェクトで計1,200MWの太陽光発電と590MWのエネルギー貯蔵システムを調達

  5. これから開催されるイベント



1.分散電源


  1. AutoGrid社が日本のENERES社と提携し、VPPプロジェクトに参画することを発表


  • AutoGrid社は、日本の電力卸取引を手掛けるENERES社と提携し、資産規模で世界最大となるエネルギー貯蔵を用いたバーチャルパワープラント(VPP)を日本に建設するプロジェクトに参画すると発表した。2019年後半に実施が予定されている第一段階では、ENERES社がAutoGrid社のソフトウェアを用い、大容量の制御可能なデマンドレスポンス向けリソースを管理する。第二段階において、『フルスケールのVPP』に拡大させ、デマンドレスポンスに加えて、需要家側に設置したソーラーパネル、エネルギー貯蔵システム、熱電併給システム(CHP)、電気自動車のバッテリー分散電源等を統合管理する。2020年から2021年にかけて10,000件以上の施設が当該VPPに加わり、その後も継続的に施設が加わる見込み。本件の詳細については以下のリンク参照:https://www.auto-grid.com/news/autogrid-announces-major-virtual-power-plant-agreement-with-japans-eneres-co-ltd/



2.エネルギー貯蔵システム


2.1. 米国における第一四半期のエネルギー貯蔵システム設置量は大幅に上昇


  • Wood Mackenzie Power & Renewables社とEnergy Storage Associationは、米国における2019年第1四半期のエネルギー貯蔵システム設置状況をまとめた報告書「U.S. Energy Storage Monitor for Q1 2019」を発表した。当該レポートのハイライトは以下の通り。

    • 下図に示されているように、2019年第1四半期に設置されたエネルギー貯蔵システムは出力(MW)ベースで148.8MWであり、前期(2018/Q4)より6%アップ、前年同期(2018/Q1)より232%アップとなった。需要家側に設置されるエネルギー貯蔵システムが全体の46%を占めた。

    • 容量(MWh)ベースでは、同じ時期に271.1MWhが稼働を開始し、そのうち60%が需要家側に設置されたシステムであった。系統側に設置するシステムは出力時間が短いため、容量(MWh)ベースでのシェアは少ない結果となった。

    • 需要家側に設置するシステムについては、家庭用、商業用ともにカリフォルニア州が市場を主導した。系統側に設置するシステムについては、ニュージャージ州での設置が最も多かった。

    • 2019年全体の設置予想では、昨年の311MWから倍以上に成長し、647MWとなると見込まれている。市場は急速に成長することが見込まれ、2024年には4,543MW に達すると予想される。

    • 市場規模は2019年の$957Mから2024年には$4.8Bに達すると予想されている。




本レポートの詳細については以下のリンク参照:https://www.woodmac.com/research/products/power-and-renewables/us-energy-storage-monitor/



3.輸送関連


3.1.  NEDOが100kWの超高速充電ステーションの運転開始セレモニーを実施


  • NEDOは、100kWの超高速充電ステーションの運転開始セレモニーを6月17日にカリフォルニア州Pinole で実施した。このステーションの稼働により、DC 急速充電ステーション57基で構成されるDRIVEtheARCのネットワーク構築フェーズが完了となる。セレモニーでは、カリフォルニア州政府の環境保護庁長官のJared Blumenfeld氏、知事室経済促進担当本部長のLenny Mendonca氏、エネルギー委員会理事のPatty Monahan氏、在サンフランシスコ日本総領事館の三浦領事による祝辞をいただいた。DRIVEtheARCはNEDOとカリフォルニア州知事室経済促進担当本部によるコラボレーションプロジェクトであり、日産自動車、兼松、EVgoが参加している。

  • https://www.nedo.go.jp/english/whatsnew_00151.html


DRIVEtheARCの詳細については以下のリンク参照:

https://drivethearc.com/



        3.2.  オレゴン州が2035年までに新車販売の90%をZEVにする目標を設定


  • オレゴン州は、2035年までに新車販売の90%をゼロエミッション車とする目標を設定した。州法SB1044では以下の目標を掲げている。

    • 2020年までにゼロエミッション車の登録台数を5万台とする。

    • 2025年までにゼロエミッション車の登録台数を最低25万台とする。

    • 2030年までに登録車の25%、年間新車販売台数の50%以上をゼロエミッション車とする。

当該法案は州のエネルギー担当局に対して、進捗報告書を2年ごとに公表し、また、目標達成が難しいと思われる場合には議会に対策案を提供することを定めている。


当該法案の全文については以下のリンク参照:https://olis.leg.state.or.us/liz/2019R1/Downloads/MeasureDocument/SB1044/Enrolled


        3.3.  CARBが2035年までに空港のシャトルをZEVとする目標を設定


  • カリフォルニア州大気資源委員会(CARB: California Air Resources Board)は、2035年までに空港内のシャトルをゼロエミッション車とする規制を承認した。この規制は、ターミナル・駐車場・他の空港施設間を結ぶバンやバスが運行されている大規模な空港の全てを対象としている。ゼロエミッション車への移行スケジュールは、2027年末までに33%のエアポートシャトルをゼロエミッション車とし、2031年末までに66%、2035年までに100%にするよう設定している。当該規制の詳細については以下のリンク参照:https://ww2.arb.ca.gov/rulemaking/2019/asb19



4.再生可能エネルギー


        4.1.  NV Energyが3つのプロジェクトで計1,200MWの太陽光発電と590MWのエネルギー貯蔵システムを調達


  • ネバダ州の電力会社NV Energy社は、1,200MW の新規太陽光発電システムと590MWのエネルギー貯蔵システムからなる3件の大規模プロジェクトの調達を発表した。当該プロジェクトは以下の3件で、2023年末までに稼働が開始される見込みである。

    • Arrow Canyon Solar Project:200MWの太陽光発電システムと、75MW/5時間のエネルギー貯蔵システムからなり、開発者はEDF Renewables North America社。

    • Southern Bighorn Solar & Storage Center:300MWの太陽光発電システムと、135MW/4時間のリチウムイオン電池からなり、開発者は8minute Solar Energy社。

    • Gemini Solar + Battery Storage Project:690MWの太陽光発電システムと380MWのACバッテリーシステムからなり、開発はQuinbrook Infrastructure Partners社がArevia Power社と提携して実施。

    • 調査会社のWoodMac社によると、これら太陽光発電施設は全米最大規模となる見込み。

本件のプレスリリースについては以下のリンク参照:https://www.nvenergy.com/about-nvenergy/news/news-releases/1200-megawatts-of-new-solar-energy-additional-battery-storage



5.これから開催されるイベント


Advanced Clean Energy Summit


North America Smart Energy Week

  • 9月23日から9月26日

  • Solar Energy Industries Association (SEIA) and the Smart Electric Power Alliance (SEPA)

  • Solar Power International、Energy Storage International、

Smart Energy Microgrid Marketplace、Hydrogen + Fuel Cells International

  1. https://www.solarpowerinternational.com/north-america-smart-energy-week/


Power & Renewables Summit 2019


    Energy Storage North America


Energy Storage Summit 2019

  • 12月3日から12月4日

  • GTM Research

  • https://www.greentechmedia.com/events/live/energy-storage-summit

  • トピック一覧


  • 分散電源

  • AutoGrid社が日本のENERES社と提携し、VPPプロジェクトに参画することを発表

  • エネルギー貯蔵システム

  • 米国における第一四半期のエネルギー貯蔵システム設置量は大幅に上昇

  • 輸送関連

  • NEDOが100kWの超高速充電ステーションの運転開始セレモニーを実施

  • オレゴン州が2035年までに新車販売の90%をZEVにする目標を設定

  • CARBが2035年までに空港のシャトルをZEVとする目標を設定

  • 再生可能エネルギー

  • NV Energyが3つのプロジェクトで計1,200MWの太陽光発電と590MWのエネルギー貯蔵システムを調達

  • これから開催されるイベント



  • 1.分散電源


  • AutoGrid社が日本のENERES社と提携し、VPPプロジェクトに参画することを発表


  • AutoGrid社は、日本の電力卸取引を手掛けるENERES社と提携し、資産規模で世界最大となるエネルギー貯蔵を用いたバーチャルパワープラント(VPP)を日本に建設するプロジェクトに参画すると発表した。2019年後半に実施が予定されている第一段階では、ENERES社がAutoGrid社のソフトウェアを用い、大容量の制御可能なデマンドレスポンス向けリソースを管理する。第二段階において、『フルスケールのVPP』に拡大させ、デマンドレスポンスに加えて、需要家側に設置したソーラーパネル、エネルギー貯蔵システム、熱電併給システム(CHP)、電気自動車のバッテリー分散電源等を統合管理する。2020年から2021年にかけて10,000件以上の施設が当該VPPに加わり、その後も継続的に施設が加わる見込み。本件の詳細については以下のリンク参照:https://www.auto-grid.com/news/autogrid-announces-major-virtual-power-plant-agreement-with-japans-eneres-co-ltd/



  • 2.エネルギー貯蔵システム


  • 2.1. 米国における第一四半期のエネルギー貯蔵システム設置量は大幅に上昇


  • Wood Mackenzie Power & Renewables社とEnergy Storage Associationは、米国における2019年第1四半期のエネルギー貯蔵システム設置状況をまとめた報告書「U.S. Energy Storage Monitor for Q1 2019」を発表した。当該レポートのハイライトは以下の通り。

  • 下図に示されているように、2019年第1四半期に設置されたエネルギー貯蔵システムは出力(MW)ベースで148.8MWであり、前期(2018/Q4)より6%アップ、前年同期(2018/Q1)より232%アップとなった。需要家側に設置されるエネルギー貯蔵システムが全体の46%を占めた。

  • 容量(MWh)ベースでは、同じ時期に271.1MWhが稼働を開始し、そのうち60%が需要家側に設置されたシステムであった。系統側に設置するシステムは出力時間が短いため、容量(MWh)ベースでのシェアは少ない結果となった。

  • 需要家側に設置するシステムについては、家庭用、商業用ともにカリフォルニア州が市場を主導した。系統側に設置するシステムについては、ニュージャージ州での設置が最も多かった。

  • 2019年全体の設置予想では、昨年の311MWから倍以上に成長し、647MWとなると見込まれている。市場は急速に成長することが見込まれ、2024年には4,543MW に達すると予想される。

  • 市場規模は2019年の$957Mから2024年には$4.8Bに達すると予想されている。




  • 本レポートの詳細については以下のリンク参照:https://www.woodmac.com/research/products/power-and-renewables/us-energy-storage-monitor/



  • 3.輸送関連


  • 3.1.  NEDOが100kWの超高速充電ステーションの運転開始セレモニーを実施


  • NEDOは、100kWの超高速充電ステーションの運転開始セレモニーを6月17日にカリフォルニア州Pinole で実施した。このステーションの稼働により、DC 急速充電ステーション57基で構成されるDRIVEtheARCのネットワーク構築フェーズが完了となる。セレモニーでは、カリフォルニア州政府の環境保護庁長官のJared Blumenfeld氏、知事室経済促進担当本部長のLenny Mendonca氏、エネルギー委員会理事のPatty Monahan氏、在サンフランシスコ日本総領事館の三浦領事による祝辞をいただいた。DRIVEtheARCはNEDOとカリフォルニア州知事室経済促進担当本部によるコラボレーションプロジェクトであり、日産自動車、兼松、EVgoが参加している。

  • https://www.nedo.go.jp/english/whatsnew_00151.html


  • DRIVEtheARCの詳細については以下のリンク参照:

  • https://drivethearc.com/



  •         3.2.  オレゴン州が2035年までに新車販売の90%をZEVにする目標を設定


  • オレゴン州は、2035年までに新車販売の90%をゼロエミッション車とする目標を設定した。州法SB1044では以下の目標を掲げている。

  • 2020年までにゼロエミッション車の登録台数を5万台とする。

  • 2025年までにゼロエミッション車の登録台数を最低25万台とする。

  • 2030年までに登録車の25%、年間新車販売台数の50%以上をゼロエミッション車とする。

  • 当該法案は州のエネルギー担当局に対して、進捗報告書を2年ごとに公表し、また、目標達成が難しいと思われる場合には議会に対策案を提供することを定めている。


  • 当該法案の全文については以下のリンク参照:https://olis.leg.state.or.us/liz/2019R1/Downloads/MeasureDocument/SB1044/Enrolled


  •         3.3.  CARBが2035年までに空港のシャトルをZEVとする目標を設定


  • カリフォルニア州大気資源委員会(CARB: California Air Resources Board)は、2035年までに空港内のシャトルをゼロエミッション車とする規制を承認した。この規制は、ターミナル・駐車場・他の空港施設間を結ぶバンやバスが運行されている大規模な空港の全てを対象としている。ゼロエミッション車への移行スケジュールは、2027年末までに33%のエアポートシャトルをゼロエミッション車とし、2031年末までに66%、2035年までに100%にするよう設定している。当該規制の詳細については以下のリンク参照:https://ww2.arb.ca.gov/rulemaking/2019/asb19



  • 4.再生可能エネルギー


  •         4.1.  NV Energyが3つのプロジェクトで計1,200MWの太陽光発電と590MWのエネルギー貯蔵システムを調達


  • ネバダ州の電力会社NV Energy社は、1,200MW の新規太陽光発電システムと590MWのエネルギー貯蔵システムからなる3件の大規模プロジェクトの調達を発表した。当該プロジェクトは以下の3件で、2023年末までに稼働が開始される見込みである。

  • Arrow Canyon Solar Project:200MWの太陽光発電システムと、75MW/5時間のエネルギー貯蔵システムからなり、開発者はEDF Renewables North America社。

  • Southern Bighorn Solar & Storage Center:300MWの太陽光発電システムと、135MW/4時間のリチウムイオン電池からなり、開発者は8minute Solar Energy社。

  • Gemini Solar + Battery Storage Project:690MWの太陽光発電システムと380MWのACバッテリーシステムからなり、開発はQuinbrook Infrastructure Partners社がArevia Power社と提携して実施。

  • 調査会社のWoodMac社によると、これら太陽光発電施設は全米最大規模となる見込み。

  • 本件のプレスリリースについては以下のリンク参照:https://www.nvenergy.com/about-nvenergy/news/news-releases/1200-megawatts-of-new-solar-energy-additional-battery-storage



  • 5.これから開催されるイベント


  • Advanced Clean Energy Summit

  • 2019年9月16日から2019年9月17日

  • The American Society of Mechanical Engineers

  • https://event.asme.org/ACES


  • North America Smart Energy Week

  • 9月23日から9月26日

  • Solar Energy Industries Association (SEIA) and the Smart Electric Power Alliance (SEPA)

  • Solar Power International、Energy Storage International、

  • Smart Energy Microgrid Marketplace、Hydrogen + Fuel Cells International

  • :https://www.solarpowerinternational.com/north-america-smart-energy-week/


  • Power & Renewables Summit 2019

  • 10月29日から10月30日

  • GTM Research

  • https://www.greentechmedia.com/events/live/power-renewables-summit


  •     Energy Storage North America

  • 11月5日から11月7日

  • :https://esnaexpo.com/


  • Energy Storage Summit 2019

  • 12月3日から12月4日

  • GTM Research

  • https://www.greentechmedia.com/events/live/energy-storage-summit