2014年11月
Date: December 11, 2014
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【エネルギー貯蔵】

  • Southern California Edison (SCE) はLocal Capacity Requirement (LCR) の提案要求を実施し、様々な種類のリソースから容量で2,221MW分の調達に値する契約を完了したと発表。SCEはカリフォルニア公益事業委員会 (CPUC) から少なくとも50MW分の蓄電と150MWから600MWの優先リソースを調達するよう指示を受けていた。SCEは最低限の50MW分を調達すると思われたが、合計1MW分を調達したと発表。この中には100.5MWのユーティリティー規模の蓄電と、160.6MWの顧客サイトに設置される蓄電が含まれる。蓄電に加え、SCEは136.2MWの省エネ、75MWのデマンドレスポンス、50MWの顧客サイトに設置される再生可能エネルギーによる発電設備と1,698MWのガス発電設備を調達したとのこと。契約の詳細は以下参照。http://newsroom.edison.com/releases/sce-signs-contracts-for-2-221-megawatts-that-could-power-950-000-homes

 

【電気自動車】

  • 米国空軍はロサンゼルス基地で行われる国内で最大規模のV to G(Vehicle to Grid: 自動車から電力網への電力の融通)プロジェクトを発表。電力網サービスを提供できる性能を持つ42台の電気自動車を使用する。これらの自動車はカリフォルニア系統運用機関(CAISO)による周波数調整サービス市場に参加し、Southern California Edisonのサービスエリア内に700kWの電力容量も提供することになる。米国空軍はV to Gプロジェクトをメリーランド州のAndrews基地とニュージャージー州のMcGuire-Dix-Lakehurst統合基地への拡大も計画中である。http://www.energy.ca.gov/releases/2014_releases/2014-11-14_AF_all-electric_vehicle_fleet_joint_NR.pdf
  • HondaはFirstElement Fuelに対し、カリフォルニア州で燃料電池車のための水素ステーションを開発するために1380万ドルを提供すると発表。今後州から提供される可能性のある助成金と合わせると少なくとも12の水素ステーションが建設されることになる。燃料電池自動車が商業化されるため、水素ステーションの開発には州からの助成金が出ている。今年初めにFirstElement Fuelはカリフォルニアエネルギー委員会から州内に19の水素ステーションを建設するために約2700万ドルの資金提供を受けている。http://www.honda.com/newsandviews/article.aspx?id=8202-en
  • カリフォルニア公益事業委員会 (CPUC) は2011年に施行された電力会社による電気自動車充電ステーションの保有を禁止する法令撤回の提案を提出。この規制は新興市場での電力会社による不公平な競争から新しく参入しようとする企業を守るために作られた。CPUCは今後提案されるプロジェクトの一つ一つをケースバイケースで審査するプロセスを導入したい考え。カリフォルニア州の株式上場電力会社の数社は電気自動車を支援するプロジェクトを計画している。San Diego Gas & Electricは1億300万ドルをかけてのVehicle-grid integrationのパイロットプログラムを提案している。Southern California Edisonも3億5500万ドルをかけての”Charge Ready”プログラムを提案している。このプログラムでは第一段階で2200万ドルをかけて1,500の充電ステーションを設置し、第2段階で合計30,000の充電ステーションを設置する予定。

 

【市場情報 企業買収、新規株式公開など】

  • サンノゼに本拠地多くソーラーパネルの製造及びプロジェクト開発を行うSunPowerはマイクロインバーターを製造するSolar Bridgeを買収したと発表。今後マイクロインバーターをPVモジュールに導入し、集中型インバータを不要にする。マイクロインバータによってシステムのデザインと設置を柔軟に行えるようになり、発電効率とパフォーマンスも向上する。買収価格は非公開。http://newsroom.sunpower.com/2014-11-10-SunPower-Announces-Acquisition-of-SolarBridge-Technologies-Inc
  • 太陽発電事業デベロッパーのSunEdisonとその子会社であるTerraForm Powerは風力発電事業デベロッパーであるFirst Windを24億ドルで買収し、世界で最大の再生可能エネルギー事業デベロッパーとなることを発表した。SunEdisonは合計6GW以上のパイプラインと2016年から2017年にかけて運転開始を予定しているプロジェクトを引き継ぐことになる。TerraForm Powerは521MWの風力発電資産を獲得する。http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=106680&p=irol-newsArticle_print&ID=1990490

 

【カンファレンス、ワークショップなど】

  • VerdeXchange:1月25日-1月27日(カリフォルニア州ロサンゼルス)拡大しつつあるグリーン・エコノミーに関わる技術、ビジネス、政策に関する議論するフォーラム。今年はCPUC理事のCarla Peterman、大気資源局局長のMary Nichols、CEC会長のRobert Weisenmillerなど著名なスピーカーが集まる予定。http://verdexchange.org/

 

  • Distributech:2月3日-2月5日(カリフォルニア州サンディエゴ)電力業界で最も大規模なカンファレンスの一つ。デマンドレスポンス、AMI、省エネ、サイバーセキュリティー、分散電源、ビッグデータなどの広範囲にわたるセミナーが行われる。http://www.distributech.com/index.html

 

  • The North American SynchroPhasor Initiative (NASPI):3月22日-3月25日(カリフォルニア州バーリンゲム)NASPIによるシンクロフェイザーに関する技術やアプリケーションの研究、シンクロフェイザーデータ通信やネットワークについて議論するためのミーティング。