2014年1月後半
Date: February 6, 2014
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【スマートグリッド】

  • 米国電力中央研究所(EPRI)はIntelliGridプログラムとCybersecurityプログラムの報告書を発表。2013年の年間報告書ではそれぞれのプログラムの研究結果の詳細が40以 上の成果物と7つのサクセスストリーと共に記述されている。また、2014年の研究エリアについても言及されている。

IntelliGridプログラムの報告書の詳細は以下参照。http://www.epri.com/abstracts/Pages/ProductAbstract.aspx?ProductId=000000003002002137

Cybersecurity and Privacy プログラムの報告書の詳細は以下参照。

http://www.epri.com/abstracts/Pages/ProductAbstract.aspx?ProductId=000000003002002138

  • カリフォルニア公益事業委員会(CPUC)は先進インバーター技術に関するレポートを発表。この中で無効電力制御や電圧や周波数保持時間反応などのサービスを電力網に提供することを可能にする先進的なインバーターの性能について議論する。これらの技術は分散電源として導入される再生可能エネルギー源の増加に伴い重要なものとなる。米国における相互運用性や性能基準に一貫性がないことが欧州に比べて先進インバーター技術の浸透が遅れている原因ではないかとも言及されている。レポートの詳細は以下参照。http://www.cpuc.ca.gov/NR/rdonlyres/6B8A077D-ABA8-449B-8DD4-CA5E3428D459/0/CPUCAdvancedInverterReport2013FINAL.pdf
  • Pacific Gas & Electricは2013年顧客が経験した停電の時間が、同社の歴史上最も短かったと発表。2013年に顧客は平均で117分の停電を経験しており、この数値は2006年と比べると40%向上したことになるとのこと。PG&Eでは停電時間が短縮された要因はインフラのアップグレードのために相当な投資を行ったことやスマートグリッド技術の導入によるものだとしている。詳細は以下参照。http://www.pge.com/about/newsroom/newsreleases/20140129/pge_delivers_record_electric_reliability_for_customers_in_2013.shtml

 

【エネルギー政策】

  • カリフォルニアエネルギー委員会は2013年のIntegrated Energy Policy Report (IEPR)を発表。サンオノフレ原子力発電所(SONGS)の廃炉と気候の変化による影響に対応するため、省エネやデマンドレスポンスなどの優先的なリソースの利用を拡大する必要性を強調している。主だった点は以下。
    • SONGSの廃炉、ワンススルー方式を採用している発電所の停止や不安定な再生可能エネルギーによる発電が増加していることを受け、デマンドレスポンスリソースの拡大が急務である。
    • 2013年のレポートでは初めて気候の変化が電力網に与える影響について言及された。気候が穏やかであると仮定した場合には電力消費は今後10年で1,200GWh増加し、ピーク需要は1.5GW増加すると予測されている。
    • カリフォルニア州におけるガソリンの消費量は減少しているが、人口は増加しており、2020年までに燃料におけるGDPあたりの二酸化炭素排出量を10%削減させるという目標を達成するためには、さらに多くのゼロエミッション車が必要となる。

レポートの詳細は以下参照。http://www.energy.ca.gov/releases/2014_releases/2014-01-15_iepr_nr.html

 

【電気自動車】

  • 米エネルギー省は2022年までに電気自動車を値段、利便性共にガソリン車と同様の水準にすることを目標とするEV Everywhere Grand Challengeプログラムの経過レポートを発表。技術の進歩や同プログラム1年目にかかったコストなどについて言及している。主だった点は以下。
    • 米エネルギー省の研究開発により電気自動車の車載電池の価格は$325/kwhまで低下。4年前の価格と比較すると50%も低くなっている。
    • 米企業50社以上が1年目のWorkplace Charging Challengeに参加し、合計150箇所以上の充電施設を提供する結果となった。
    • この12ヶ月の間に同プログラムの目標達成のためのDOEによる投資は2億2500万ドルにもなった。
    • 2013年には97,000台のプラグイン電気自動車が販売され、2012年と比較すると倍の販売台数という結果となり、多くの消費者に電気自動車が受け入れられ始めたことを示す結果となった。

レポートの詳細は以下参照。http://www1.eere.energy.gov/vehiclesandfuels/electric_vehicles/pdfs/eveverywhere_road_to_success.pdf

 

【市場情報 企業買収、新規株式公開など】

 

【再生可能エネルギー】

  • 米エネルギー省はより高いタワーの活用を可能にする風力タービンの開発を目的として200万ドルの資金提供を発表した。現在タワーの高さは平均90メートルで、より高い場所と比較すると風は強くなく常時吹いているわけでもない。今回は最低120メートルの高さを目標とするデザインプロジェクトに資金提供を行う。国立再生可能エネルギー研究所のレポートによると経済効率の良い140メートルの高さの風車を導入することができるようになれば、米国内237,000スクエアフィートの範囲で1,800GWの風力発電リソースが追加的に見込めるとのこと。

米エネルギー省によりニュースリリースは以下参照。http://energy.gov/eere/articles/energy-department-announces-funding-access-higher-quality-wind-resources-and-lower

国立再生可能エネルギー研究所のレポートは以下参照。

http://www1.eere.energy.gov/wind/pdfs/analysis_of_transportation_and_logistics_challenges.pdf

 

【カンファレンス、ワークショップなど】

  • Japan-U.S. Business and Technology Symposium 2014 : 2月10日(サンフランシスコ)日米間の経済交流の活性化に向け、有識者を招いて議論する。情報通信、エネルギー環境、ヘルスケア・医療機器の3つのエリアについてブレイクアウトセッションを行う。http://jetrosymposium2014.eventbrite.com

 

  • Stanford-Sasakawa Peace Foundation New Channels Dialogue 2014:2月13日 (カリフォルニア州スタンフォード)日米両国におけるエネルギー関連の課題やビジネス機会などについて、両国の政策担当者、ビジネスリーダー、研究者など様々なエリアから多くのパネリストを迎えて活発な議論を行う。http://jsp.stanford.edu/events/stanfordspf_new_channels_dialogue_2014/

 

 

  • Innovative Smart Grid Technologies 2014: 2月19日-2月22日(ワシントンD.C.)IEEE Power and Energy Societyによるカンファレンスhttp://ieee-isgt.org/

 

North American Synchrophasor Initiative Work Group Meeting: 3月11日-3月12日(テネシー州ノックスビル)オークリッジ国立研究所と米国電力中央研究所の試験施設を訪問するオプショナルツアーがある。https://www.naspi.org/calendar