2013年2月後半
Date: March 5, 2013
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【政策/規制関連】

  • カリフォルニア州大気資源局(California Air Resource Board)はキャップアンドトレードの第2回オークションを開催。1300万近いすべての排出枠が最低価格の設定が10.71ドルだったところ、13.62ドルで販売された。この結果は第1回目のオークションの販売価格が10ドルの最低価格設定を9セント上回っただけであったことを考えると、成功であるととらえられており、市場が成長しているとの見方がされている。2016年の排出枠も先行販売されたが、需要が少なく10.71ドルの最低価格での販売となった。オークション結果の詳細は以下参照。http://www.arb.ca.gov/cc/capandtrade/auction/february_2013/auction2_feb2013_summary_results_report.pdf
  • カリフォルニアエネルギー委員会(CEC)は2012年版のIntegrated Energy Policy Report (IEPR)を発表。この最新版では2020年までにRPS目標33%を達成するための戦略について言及した「再生可能エネルギーアクションプラン」が追加された。また、CECによる2012年から2020年の電力及び天然ガスの需要予測や、天然ガス市場の見通しと動向、州知事による2030年までに6,500MW分の熱源供給システム(CHP: Combined Heat and Power)を導入する目標に向けての課題や市場の可能性、南カリフォルニアでのインフラ整備の必要性などについても言及されている。また、現状の1年先を対象とする資源適性プログラムを補うものとして、容量市場導入の検討についても議論されている。カリフォルニアエネルギー委員会、カリフォルニア公益事業委員会(CPUC)とカリフォルニア独立系統運用機関(CAISO)は協力して間欠性の高い再生可能エネルギー発電の増加やワンススルークーリング規制によるフレキシブルな電源の廃業などによって懸念されている電力網の安定性確保のために、中期的な電力調達メカニズムが必要かどうかについて協議している。報告書の詳細は以下参照。http://www.energy.ca.gov/2012publications/CEC-100-2012-001/CEC-100-2012-001-CMF.pdf

また、CPUCとCAISOは2月26日に容量市場の関して議論をするべく長期資源適性サミットを開催。同サミットでのプレゼンテーション資料やレポートなどは以下参照。http://www.caiso.com/informed/Pages/MeetingsEvents/PublicForums/Long-TermRASummit.aspx

 

【蓄電】

  • Duke Energyはテキサス州のNotrees 風力発電プロジェクトの蓄電設備設置が完了したと発表。Xtreme Power社による36MWの同システムは153MWの風力発電ファームでの発電の変動性に対応し、テキサス電力信頼度協議会 (ERCOT) のアンシラリ-サービス市場での周波数の安定にも貢献する。このプロジェクトのデータは電力中央研究所(EPRI)とサンディア国立研究所によって分析される予定。これらの研究成果は米エネルギー省のSmart Grid Information Clearing Houseを通事で公開される。Duke Energyからのプレスリリースは以下参照。http://www.duke-energy.com/news/releases/2013012301.asp

【電気自動車】

  • 米エネルギー省の国立再生可能エネルギー研究所(NREL: National Renewable Energy Laboratory)はPlug-in Electric Vehicle Community Readiness Scorecardと呼ばれる地域ごとに電気自動車受け入れ体制がどの程度整っているかを診断するウェブ上のツールを発表。これを利用して、都市計画に関わる人々などが充電設備のの認可体制やインフラ整備、住民への教育などの分野から、そのコミュニティがどの程度電気自動車の受け入れ体制を整えられているかを診断する。評価は「優良」から「要改善」まであり、分野ごとに状況を改善するためのアドバイスなども提供される。PEV Scorecardの詳細は以下参照。https://www.afdc.energy.gov/pev-readiness

 

【市場情報 企業買収、新規株式公開など】

【イノベーションと起業家精神】

  • 米エネルギー省の関係機関であるAdvanced Research Projects Agency – Energy (ARPA-E)では17のプロジェクトが同機関による7000万ドルの初期投資の後、民間から合計4億5000万ドル以上の投資を受け、12のプロジェクトは開発した技術を元に起業し、10以上のプロジェクトが研究開発の次のステージへ向けてその他の政府機関と提携する結果となっていると発表した。多くのプロジェクトは蓄電、バイオ燃料、太陽発電セルに関連するもの。ニュースの詳細は以下参照。: http://energy.gov/articles/arpa-e-announces-projects-have-attracted-over-450-million-private-sector-funding-spurred

ニュースに出ているプロジェクトのリストは以下参照。http://arpa-e.energy.gov/sites/default/files/documents/files/Keynote_Address_Press_Release_Attachement.pdf

 

【カンファレンス、ワークショップなど】

  • UWIG ワークショップ:2月26日-2月27日 (ユタ州ソルトレーク市)UWIGによる風力・太陽光予測技術の会議 http://www.uwig.org/slcforework.htm
  • Microgrid World Forum:3月12日- 3月14日 (カリフォルニア州アーバイン)   (弊所所長小野寺がスピーカーとして参加予定です。)

http://microgridworldforum.com/

  • Networked Grid 2013:3月20日-3月21日 (カリフォルニア州ウェストレイク) GTM社主催

http://www.greentechmedia.com/events/live/the-networked-grid-2013

  • UWIG ワークショップ:4月2日- 4月4日 (サウスカロライナ州チャールストン)UWIGによる風力・太陽光接続に関するワークショップ http://www.uwig.org/annualmeet2013CHS.html
  • The Future of Energy Summit:4月22日-4月24日(ニューヨーク市) Bloomberg社主宰の新エネルギー関係の会議。金融関係者と産業関係者の接点をつなぐ会議 http://about.bnef.com/summit/program/