2013年11月前半
Date: November 25, 2013
|

【スマートグリッド】

  • Smart Grid Consumer Collaborativeの調査によると、一般消費者の60%以上が再生可能エネルギーの導入増加のために経済的負担をしても構わないと答えている。67%の人々が月2ドルかそれ以上の負担を受け入れると返答しており、64%が月15ドルかそれ以上でも構わないとしているとのこと。電力システムの安定性に対する投資よりも再生可能エネルギーに対する投資のほうが重要視されているという結果となった。調査に協力した人々のうち53%は「スマートグリッド」という言葉を聞いたことがないと回答しており、この結果は過去2年間のものと共通している。毎年恒例のこの調査で、「スマートグリッド」という言葉を聞いたことがある人々は、一般的にスマートグリッド、スマートメーター、ダイナミックプライシングなどに対して好意的であるということがわかった。詳細は以下参照。http://smartgridcc.org/wp-content/uploads/2013/11/FINAL_SGCC-Consumer-Pulse-Wave-4.pdf

 

【省エネ】

  • American Council for an Energy-Efficient Economy (ACEEE) は毎年恒例の州別省エネスコアカードを発表。米国各州の省エネ推進のための政策を調査し、プログラム向上のためのアドバイスを提供する。スコアの結果は、マサチューセッツ州が3年連続の第1位。第2位がカリフォルニア州、第3位がニューヨーク州、第4位がオレゴン州、第5位がコネチカット州と続く。50点満点のうち、カリフォルニア州は41点を獲得しており、建築コード、州政府によるイニシアチブ、電化製品のエネルギー効率標準の3エリアでトップスコアを獲得。ACEEEは各州に対し省エネを推進するために以下のアドバイスを提供している。
    • 省エネに関する標準や数値目標を設け、適切に資金を投下する。
    • 最新のより厳格な建築エネルギーコードを採用し、コードコンプライアンスを向上させ、省エネプログラムの運営側がコード支援に関わる。
    • 自動車やトラックのより厳格な排気管基準を採用し、車両の走行距離削減の目標を具体的に数値化する。
    • コジェネレーションを他のリソースと同様に省エネリソースとして取り扱う。
    • 州が主体となる活動を広げ、多くの市民に理解してもらうよう努める。

  スコアカードの詳細は以下参照。http://aceee.org/files/pdf/summary/e13k-summary.pdf

 

【電気自動車】

  • カリフォルニア公益事業委員会(CPUC)は代替燃料車両に関する問題に対処するための議案を申請。この議案は二つの流れで構成されており、一つ目は車載電池をデマンドレスポンスや蓄電として利用するなど自動車から系統への電力供給に関するもの、二つ目は電気自動車に関する電力レートのデザインに関するもの。その他車両やインフラのための革新的な資金調達オプションも重要なポイントとなる。http://docs.cpuc.ca.gov/PublishedDocs/Published/G000/M081/K659/81659174.PDF

 

【研究開発】

  • カリフォルニア公益事業委員会(CPUC)はカリフォルニアエネルギー委員会(CEC)、Pacific Gas & Electric、Southern California Edison及びSan Diego Gas & Electric のElectric Program Investment Charge (EPIC)投資計画を承認。EPICはクリーンエネルギーに関する研究開発プロジェクトに投資をするために設立されたPublic Interest Energy Research Program (PIER)の終了後、2012年にスタートしたもの。このプログラムは年間1億6200万ドルの資金を有する。CPUCは各投資計画を評価するための指標を採用し、各プロジェクトの結果やそれによりどのようなメリットが得られたのかを報告するための年間レポートのアウトラインなどを作成。また、EPICプロジェクトに関する公募の際のガイドラインなども確定した。http://docs.cpuc.ca.gov/PublishedDocs/Published/G000/M081/K659/81659159.PDF

 

【再生可能エネルギー】

  • 北米電力信頼度協議会(NERC)とカリフォルニア独立系統運用機関(CAISO)は間欠性の高い再生可能エネルギー源を高レベルで導入しながら電力システムの信頼性をどのように維持するかについて共同でレポートを発表。その中で政策側はシステム慣性、周波数や電圧制御、出力係数、ライドスルー能力を含む電力システムの信頼性に関する問題に対処すべきとしている。そのために適切な市場のルール、技術ツール、規制条件などが必要であるとのこと。レポートにはこれらの問題を解決するためのアドバイスが書かれており、NERCは残る課題は誰がそれらの費用負担をするのかということである、と述べている。http://www.nerc.com/pa/RAPA/ra/Reliability%20Assessments%20DL/NERC-CAISO_VG_Assessment_Final.pdf

 

【カンファレンス、ワークショップなど】

 

  • U.S. Solar Market Insight Conference:12月10日-12月11日 (カリフォルニア州サンディエゴ) GTM Research社によるカンファレンス。米国の太陽発電市場の状況についてデータ、アナリストによる分析、専門家による今後の展開の予測などについて議論する。http://www.greentechmedia.com/events/live/u.s.-solar-market-insight-2013

 

  • VerdeExchange  2014:1月26日-1月28日(カリフォルニア州ロサンゼルス)業界トップの関係者によるグリーンエコノミーに関する会議。http://www.verdexchange.org/

 

  • DistribuTECH:1月28日-1月30日(テキサス州サンアントニオ)電力会社向けの送配電に関する毎年恒例の会議。省エネ、デマンドレスポンス、再生可能エネルギー源の導入、自動化と制御システムなど広範囲にわたって議論する。http://www.distributech.com/index.html