2012年9月前半
Date: November 21, 2012
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【スマートグリッド】

  • カリフォルニア独立系統運用機関(CAISO)は2012年度版報告書を発表。この報告書でCAISOは再生可能エネルギーの導入の増加に関連する送電や市場運営の課題など州のRPS目標を達成するため方針について言及している。また、ワンススルー冷却規制、クリーン自動車規制、キャップアンドトレードなどの政策からの影響に関しても述べている。報告書は以下参照。http://www.caiso.com/Documents/2012StateoftheGrid.pdf
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  • スマートグリッド相互運用性パネル(Smart Grid Interoperability Panel : SGIP)は新たに11の標準規格を設定した。現在設定されている標準規格数の合計は39。新しく加えられたものは電力メーターやコミュニケーションプロトコルに関連するものなど。SGIPはアメリカ連邦政府の標準規格を設定する機関である国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology: NIST)の傘下にある。SGIPの標準規格に関する文書は以下参照。: http://collaborate.nist.gov/twiki-sggrid/bin/view/SmartGrid/SGIPCoSStandardsInformationLibrary
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  • 北米電力網信頼度協議会(North American Electric Reliability Corporation: NERC)は重要インフラ保護の標準第5版の草案を発表。サイバーセキュリティーに関する課題や外からの脅威や脆弱性に対する電力網の信頼性を向上するためのFERC命令706号に従うための標準設定を行う。NERCは現在以下のリンク先でこの草案に対するコメントを受け付けている。http://www.nerc.com/filez/standards/Project_2008-06_Cyber_Security_Version_5_CIP_Standards_.html
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【省エネ】

  • カリフォルニア公益事業委員会(California Public Utility Commission: CPUC)は州の省エネプログラムの進行状況についての報告書を発表。電力会社によって報告された削減量を見ると、州は2010年から2011年の間におよそ5,900GW時の削減し、それに伴って380万トンのCO2排出を削減した。報告書では2010年から2011年のCPUCの省エネプログラム(予算31億ドル)の内容についてや株式上場電力会社のAB32、エネルギーアクションプラン、カリフォルニア長期省エネ戦略プランの目標達成に向けての現状などについて言及している。http://www.cpuc.ca.gov/NR/rdonlyres/89718A1B-C3D5-4E30-9A82-74ED155D0485/0/EnergyEfficiencyEvaluationReport.pdf

【蓄電】

  • GE蓄電とXtreme Power社はグリッドスケールの蓄電製品を協力して開発することに合意。GE社のDurathon Battery技術とXtreme Power社のActive Control Technology (XACT)を組み合わせる。GE社によるとDurathon Batteryは既存のリード酸電池と比べて寿命が10倍長く、設置スペースも半分ほどとのこと。プレスリリースによるとこの協力体制により、より安全で効率の高い大規模蓄電設備が低コストで電力網に利用できるようになるとのこと。プレスリリースは以下参照。http://geenergystorage.com/todays-news/82-ge-and-xtreme-power
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【燃料電池】

  • 米エネルギー省の省エネ再生可能エネルギー部の支援を受けているFuel Cells 2000という団体が米国各州の燃料電池に関する活動をまとめた報告書を発表。この報告書では「パワーランキング」として様々なカテゴリーで上位5位までの州を発表。カリフォルニア州は以下のリストで第1位となっている。
    • 燃量電池自動車の配備(200台以上)
    • 燃料電池バス(15台運航中、7台計画中)
    • 燃料電地フォークリフト(762台)
    • 水素ステーション(公共8カ所、さらに14カ所計画中、民間15カ所)
    • 据置型燃料電池(46MW以上)

   カリフォルニア州はさらにテレコムバックアップシステム(121カ所)、設置計画中の据置型燃料   電池(25.8MW)、国内の燃料電池関連の特許取得(12%)で第2位となっている。報告書は以   下参照。http://www1.eere.energy.gov/hydrogenandfuelcells/pdfs/state_of_the_states_2012.pdf

 

【法規制関連】

  • コミュニティーによる再生可能エネルギープロジェクトを認可する上院法案843号は議会で否決された。この法案は消費者がコミュニティー所有の発電所から電力を購入することができるようにするもの。Lois Wolk議員によると、この法案に対しサンディエゴガス&エレクトリック(SDG&E)からは支持が得られたが、パシフィックガス&エレクトリック(PG&E)と南カリフォルニアエジソン(SCE)から強い反対があったとのこと。http://sd05.senate.ca.gov/news/2012-08-31-pge-so-cal-edison-kill-bill-increase-consumer-access-renewable-energy
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【再生エネルギー】

  • アメリカ環境保護局(The U.S. Environmental Protection Agency: EPA)は国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory: NREL)と協力し、カリフォルニア州において住居や商業用施設に適さない土地の中で再生可能エネルギープロジェクトに適している場所を確認できるGoogle Earth Mapとデータセットを発表した。利用者は地理的条件や特定の技術などにより11,000カ所から候補地を絞り込むことが可能。詳細は以下参照。http://www.epa.gov/region9/climatechange/renewcontlands/index.html
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  • GTMリサーチ社とSolar Energy Industries Association (SEIA) は2012年第2四半期米国ソーラー市場動向に関するレポートを発表。今期は742MWのソーラー導入を記録し、史上第2位の記録を持つ四半期となった。そのうち電力会社による導入は477MW。米国全体でのソーラー発電容量は5,700MWを達成した。2012年全体では合計3,200MWの導入がされると予測され、2011年と比較すると71%の伸びとなる予定。. http://www.greentechmedia.com/articles/read/U.S.-Solar-Market-Spikes-with-742-MW-in-Solar-Installations-in-Q2-2012/
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【ワークショップ関連】

  • CPUCによる蓄電と長期電力調達計画に関するワークショップが9月7日にサンフランシスコで開かれた。今回の焦点は株式上場電力会社の調達計画に蓄電をどのように組み込むことができるかということ。主なポイントは以下。
    • 蓄電は州で規定している電力調達に関するローディングオーダーにおいて「優先権のある資源」として扱われるべきである。
    • 資源適性(Resource Adequacy)に換算できる資源容量であるNet Qualifying Capacity(NQC)を蓄電にも適応できるようCPUCの資源適性プログラムで議論する。
    • 株式上場電力会社による入札依頼(Request for Offers: RFO)のプロセスを優先権のある資源や蓄電が他の資源と競えるように見直すべきか否かを検討する。
    • CPUCによる蓄電の費用効果に関するワークショップが9月24日、サンフランシスコで開催される。
    • 2012年の長期電力調達計画 (Long Term Procurement Plan: LTPP) に関する情報は以下参照。http://www.cpuc.ca.gov/PUC/energy/Procurement/LTPP/ltpp_history.htm
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  • CPUCによる据置型燃料電池の実用化についての公開ミーティングが10月1日午後1時から3時半までサンフランシスコで行われる。このミーティングは電力網に利用できる開発中の技術やアプリケーションなどを議論するオピニオンリーダーシリーズ(Thought  Leaders series)の一環。詳細は以下参照。http://docs.cpuc.ca.gov/PublishedDocs/Published/G000/M026/K562/26562216.html
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