2012年7月後半
Date: November 21, 2012
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【スマートグリッド】

  • 米エネルギー省はアメリカ再生再投資法により34億ドルの投資を受けたSmart Grid Investment Grant (SGIG)の経過報告を発表。報告書ではこのプログラムの成果や設置された設備の詳細、得られた教訓、それぞれのプロジェクトの今後などについて言及されている。主立った点としては、SGIGは800の電圧位相計測装置の設置に合意しており、そのうち287の設置が完了していること、1550万台のスマートメーター導入が確定しており、そのうち1080万台が設置済みであること等があった。http://www.smartgrid.gov/sites/default/files/doc/files/sgig-progress-report-final-submitted-07-16-12.pdf
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  • デマンドレスポンスの提供を行うEnernoc社は7月中の1週間で32回、デマンドレスポンスサービスが作動されたと発表。米国の14州、ワシントンD.C.、カナダのオンタリオ州で高気温が続いた際に、需要と供給のバランスを取るために作動した。また、米国北西部の風力発電施設で間欠性の安定化のためにも利用されたとのこと。Enernoc社はこの1週間で3000MWのDR容量を作動させた。. http://www.enernoc.com/press/240-press/press-releases/2012/862-enernoc-sets-new-high-for-demand-response-dispatches
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【電気自動車】

  • カリフォルニア州大気資源局(CARB: California Air Resources Board)で今年採択されたゼロ排出車プログラム(ZEVプログラム)が現在行政事務局で検討されている。8月7日までに決定される予定。このゼロ排出車プログラムでは2025年までにカリフォルニアで販売される自動車の15%がゼロ排出あるいはゼロ排出に近い基準である必要があると規定されており、カリフォルニア州ブラウン知事からの2つの行政命令も含め、州全体で活発にこのプログラムの推進を図っている。
    • 行政命令B-16-12:2020年までに100万台、2025年までに150万台のゼロ排出車をカリフォルニア州で普及させるためのインフラの整備を命ずる。
    • 行政命令B-18-12:州の施設を電気自動車のインフラに対応可能にすることを命ずる。

 

【市場情報 企業買収、新規株式公開など】

 

【再生エネルギー】

  • 米エネルギー省の国立再生エネルギー研究所は米国各州の再生エネルギー技術の将来性に関する報告書を発表。再生エネルギープロジェクトに利用可能な地域、ユーティリティー規模のPV導入の現状や集光型太陽光発電の現状、陸上/洋上風力発電、バイオ発電、地熱発電などについての考察がされている。報告書U.S. Renewable Energy Technical Potentials: A GIS-Based Analysisの詳細は以下参照。http://www.nrel.gov/docs/fy12osti/51946.pdf
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  • カリフォルニア州ブラウン知事は連邦エネルギー規制委員会(FERC)、カリフォルニア公益事業委員会(CPUC)などからの代表と共に、正式にSan Diego Gas & Electric社のSunrise Powerlink送電線の落成式をおこなった。全長117マイル、500kVの送電線はインペリアルバレーで太陽発電、風力発電による電力をサンディエゴまで送る。San Diego Gas & Electric社はインペリアルバレーで8つの合計1000MWを越える再生エネルギープロジェクトの契約を済ませており、カリフォルニア州の33%のRPS目標の達成に貢献する。http://sdge.com/newsroom/press-releases/2012-07-25/sdge-state-and-local-officials-dedicate-new-sunrise-powerlink
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  • 米内務省は米エネルギー省と協力し、公有地におけるソーラープロジェクトのロードマップを発表した。環境影響評価の最終版ではアリゾナ州、カリフォルニア州、コロラド州、ネバダ州、ニューメキシコ州とユタ州の国有地における太陽エネルギープロジェクトの詳細について言及されている。この環境影響評価ではより早い許可のプロセスを実現するべく、6つの州にまたがる17の太陽エネルギーゾーンを設定している。http://solareis.anl.gov/documents/fpeis/index.cfm
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  • 憂慮する科学者連盟(Union of Concerned Scientists)はカリフォルニア州で最も大きい10の公営ユーティリティによる2020年までにRPS33%の目標達成に向けての進行具合について報告書を発表した。これらの公営ユーティリティーは再生エネルギーへの投資を電力売上げ高に対して4.1%(2003年時点)から18.8%(2010年時点)まで増加させた。この報告書では新しいクリーンエネルギー源導入のための投資と2020年までのRPS目標達成への見通しをもとに各公営ユーティリティを評価している。Silicon Valley Power、Modesto Irrigation District、 Turlock Irrigation Districtの3社が他社と比べて先駆けているとの評価を受けた。同3社は既にRPS目標を達成しているか、長期契約によって再生エネルギーを調達することにより目標達成に近づいている。規模で上位2位を占めているLos Angeles Department of Water and Power とSacramento Municipal Utility Districtは目標に向け順調に進んでいると評価された。両社ともRPS20%は達成しているものの、再生可能エネルギーの調達を短期契約に頼っており、それらが2020年前には期限切れとなることが今回の評価の根拠となったようである。その他3社が再生エネルギーに十分な投資を行っていないとして現在遅れを取っているとの評価を受けた。http://www.ucsusa.org/assets/documents/clean_energy/The-Clean-Energy-Race-Full-Report.pdf
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<今後のカンファレンス等のご案内>

以下は近日開催予定で、弊所でも参加を予定している会議です。

 

  • 8月2日-3日 EPIC(Electric Program Investment Charge)ワークショップ(カリフォルニア州サクラメント)

http://www.energy.ca.gov/research/epic/documents/2012-08-02-03_workshop/2012-08-02_and_03_EPIC_investment_plan_workshop_notice.pdf

 

  • 8月9日-10日 EPIC(Electric Program Investment Charge)ワークショップ(カリフォルニア州ロサンゼルス)

http://www.energy.ca.gov/research/epic/documents/2012-08-09-10_workshop/2012-08-09-10_Notice_of_Staff_Workshop_EPIC.pdf

 

  • 8月13日-15日 Asia Pacific Clean Energy Summit and Expo(ハワイ州 ホノルル)

http://www.ct-si.org/events/APCE2012/

  • 8月14日-15日 The Soft Grid  (カリフォルニア州サンフランシスコ)

http://www.greentechmedia.com/events/live/the-soft-grid-2012/

 

  • 9月5日-6日 CAISO シンポジウム (カリフォルニア州サクラメント)

http://www.caiso.com/informed/Pages/MeetingsEvents/PublicForums/Default.aspx